苔テラリウム

 苔テラリウムは、ガラス容器の中で苔を育て、小さな森や自然の景色を連想して楽しめるインテリアグリーンです。

 ガラス容器の中の苔は、適度な湿度と適度の明るさですくすくと育ってくれます。

面倒なお手入れなどもいらず、手軽に楽しんでいただけます。


 苔えくぼは、苔テラリウムの制作に苔のコロニー(塊・群生)をそのままガラス容器に入れて制作する方法ではなく、丁寧に下処理して一本ずつ、または少しずつ植えつけて制作しています。

 一本ずつ、少しずつ植えつける事により、ガラス容器のなかに小さなゴミや余分な土などを持ち込まず、カビや虫などの発生を抑え、苔の成長を楽しんでいただけるようにしています。

 *制作時に十分な注意等をして制作していますが、カビや虫などの発生がすることはあります。

苔テラリウムの育成方法

 苔テラリウムの育成方法は、非常に簡単で、1週間~10日に一度、モノによっては、2~3週間に1回程度、水差しや霧吹きで水やりをしてあげてください。


 蓋(ふた)のついている苔テラリウムは、乾燥を防ぎ、一定の湿度を長期間保つことができるため、頻繁な水やりを必要としません。

 目安として1週間から10日、又は、2週間に一度と記載をさせていただいていますが、あくまでも目安となります。

 また、蓋(ふた)つき容器の苔テラリウムであっても、日常的な観賞の際の蓋(ふた)の開閉頻度も影響しますし、また、その蓋(ふた)の形状にもよります。


 そこで水やりの目安は、使用されているソイル(土)の状態や苔の状態をよく観察していただければと思います。


 水分が不足するとソイル(土)に締まりがなくなり、ガラス容器内の造景が崩れてしまう可能性が高くなります。また、湿度を好む苔たちの葉先がチリチリになったり、茶色く変色し、傷んでしまうことにもつながります。

 ソイル(土)が乾いている状態では、いくら表面に水をやってもすぐ水が乾いてしまいます。

 ソイル(土)の状態をよく見て、ガラス容器との接地面に水分を見れない場合は、ガラス容器内の水分が不足している状態にあるのでしっかりと水をあげましょう。


 水やりには霧吹きを使用しますが、水差しを使用して水をあげることも可能です。

 しかしながら、勢いよく霧吹きを吹き付けたり、水差しで水を注ぎ入れると、ソイル(土)の形状を崩し、造景も崩してしまう場合がありますので注意が必要となります。



 自然にいる苔は潤いと乾燥を繰り返しています。

 自然環境はとっても厳しく、その厳しい中で苔たちは逞しく生息し、ゆっくりと流れる時の中でコロニー(塊・群生)を形成していきます。

 カラカラになった苔は、水をじっと待っている状態です。

 乾燥等で生育をストップしていた苔は、たっぷりの水の恵みと光合成により、ゆっくりとした時間の中で新しい芽を息吹、美しい苔の姿へと変わってくれます。ゆっくり、しっかりと成長する苔の姿に大きなチカラ、元気をもらい、さらに苔の魅力に癒しを楽しんでいただけます。



【ガラス内に水が溜まってしまった場合】

 水を入れ過ぎてしてしまった場合は、ティッシュで余分な水を染み取ってあげてください。スポイトを利用するのも便利です。


【使用する水について】

 苔えくぼでは水道水を使用しています。中には精製水、RO水(スーパーに設置された給水サービスの水)を使用されている方もおられます。